2010.06.01
もうすぐ4人に会える!
『SATC2』来日記者会見。
映画『セックス・アンド・ザ・シティ2』の公開を今週末に控え、サラ・ジェシカ・パーカーをはじめとする主人公4人とマイケル・パトリック・キング監督が来日、記者会見が行なわれた。
主演4人揃っての来日は初めて。日本だけでなくアジア各国から報道陣が詰めかけるなか、スクリーンでの姿そのままの美しくゴージャスな4人と監督が登場。六本木ヒルズの会見会場は歓声と熱気に包まれた。
「昨日空港に着いたら、何百人もの女性たちが待っていて、大歓迎をしてくれた。今朝もいくつか取材を受けて、すばらしい時間を過ごしたわ」ミランダ役のシンシア・ニクソンが冒頭にこう挨拶した。5人とも疲れを見せるどころか輝くような笑顔で、会見中にもこちらに手を振ってくれたり、談笑したりと、パワフルだ。
主人公キャリーを演じるサラ・ジェシカ・パーカーは、「日本人はいつもあたたかく『SATC』を支えてくれて、愛情を感じるわ」と語り、シャーロット役のクリスティン・デイビスも「日本の女性はシャーロットの保守的な考え方を理解してくれる。ほかの国では、シャーロットにはフラストレーションが多いみたいだけれど(笑)」と、日本のファンへの感謝を述べた。
サマンサを演じるキム・キャトラルは、冒頭に日本語で挨拶して会場を盛り上げ、「NYが5番目の主人公と言われるように、『SATC』はNYガールズの物語。でも世界のどこに行っても、文化・伝統の異なる国でも、女性たちは共感してくれる。これは女性のムーブメントといえるわね」と、熱く語った。
今回の見どころのひとつは、4人がNYを遠く離れ、文化の異なる中東のアブダビへ旅をするというストーリー。そこでのカラオケシーンが話題になった。
監督は4人に、それぞれのキャラクターとして歌うようにリクエストしたという。それを受けて真っ先に発言したのがクリスティン。
「わたしがいちばん緊張していたわ。特にスタジオでひとりで録音するときは。でも、サラ・ジェシカがずっと側にいて、指揮してくれたり(笑)、リラックスさせてくれた。実際の撮影では、何人ものダンサーと観客たちがわたしたちにエネルギーを与えてくれた」
シンシアの歌う共演者への分析がおもしろい。「サラ・ジェシカはブロードウェイシンガーだったから、彼女の歌声は知っていた。アメリカ南部出身のクリスティンは、普段は分からないけれど、歌うと南部らしく、ソウルフルなの。キムはシェールみたいだったわ(笑)」
キムは「わたしたちラスベガスへコンサートツアーにも出られると思ったわ!(笑)」と話し、監督にまた歌う機会をつくってほしいとリクエスト。監督が「一度やったことは繰り返さない」と語るように、このカラオケシーンではキャリーたち4人の新たな魅力に出会えそう。
劇場版第1作目が幸せの形を追い求める女たちの物語だとすれば、この2作目は、幸せを手にした彼女たちの新たなスタートを描いている。幸せを感じる瞬間は?との質問に、キムは、13年前に初めて皆が集まったときのことを振り返る。
「NYのチェルシー・マーケットの暗い部屋に集まって、初めて本読みしたときは、ほとんど全員初対面だった。みんな緊張していたけれど、本読みを始めると、一瞬にしてケミストリーが起きた。すばらしいものができると感じた」。このスタートから現在まで、幸せはつねに4人とともにあったようだ。
サラ・ジェシカもキャリーを演じ続けることについてこう語る。
「これほど長く同じ人物を演じていると、まるでふたつの人生を生きているようなものね。私生活でも人々がわたしをキャリーと結び付け、同一視することを、ときに重荷に感じないわけではないけれど、大好きな役を演じられて、とても光栄だという思いのほうが強いわ」
『SATC』は極上のエンターテインメントであるのと同時に、今回は更年期という、なかなかドラマでは踏み込めないテーマを堂々と扱い、監督も出演者も、そのことに誇りをもっていると語る場面もあった。
すでに公開されたアメリカ本国では、中東での女性差別についての描き方が甘かったのでは、という批判があることにたいして、監督はこう語った。
「この映画は、ゴージャスでグラマラスで、ありえない物語だけれど、女性のリアリティを根底でふまえているんだ。そして愛について描くという点は、ずっと変わらない」
シンシアも続ける。
「『SATC』はスタートしたときも現在も、政治的な作品ではなかったわ。社会風刺はしているけどね。これは4人の女友達を描いたコメディであり、女性が取りうるさまざまな選択を見せているだけなのに、政治的に受け取られるということにびっくりしたことがあるわ」
『SATC』がすべての女性のための物語であるという確信と、作品への愛を、女優たちも監督も共有しているのを感じさせた。
たくさんのゴージャスな衣装のなかで、ベストルックは?と聞かれたサラ・ジェシカ。
スタイリストのパトリシア・フィールドが日本が大好きで、『SATC』のファッションがどれだけ日本人女性に影響を受けているかということへの感謝を述べた後で、「ひとつだけ選ぶのは難しいけれど...アブダビのスーク(市場)へミランダと行くときに着ていた、「J'Adore Dior」と書かれたヴィンテージTシャツにザック・ポーゼンのペチコート、特注のマノロ・ブラニクの靴。とてもキャリーらしいスタイルだから」
本日6月1日(火)には彼女たちも出席するレッドカーペット・イベント&ジャパンプレミアが行なわれ、6月4日(土)についに公開。4人にスクリーンで出会うのが待ち遠しい!
『セックス・アンド・ザ・シティ2』
●監督/マイケル・パトリック・キング
●2010年、アメリカ映画
●配給/ワーナー・ブラザーズ
●6月4日より、丸の内ピカデリーほかにて公開。
