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2009.05.27

6月5日は環境の日。
パリから世界へ、メッセージ。

icon_paris.jpg 大村真理子の今週のPARIS

誰も見たことのない驚くべき景色。ヤン・アルテュス=ベルトランは世界中を飛行機でとび、空から鳥瞰撮影を続けている。6月5日の「環境の日」に、彼が3年がかりで用意した映画「HOME」(邦題『HOME 空から見た地球』)が巨大スクリーンを設置したパリのシャンドマルス、NYのセントラルパークなど世界5都市同時刻に無料公開される。

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54か国、120箇所において700時間かけて撮影されたフィルムから、2時間に編集された「HOME」。雄大な自然もあれば、石油に汚染される海、狭い場所に上へ上へと積み上げる上海の建築ラッシュありと、地球の現況を見せてゆく。アルテュス=ベルトランが使命感に燃えて撮影した、というだけのことはあり、いかに地球のバランスが崩れたかを見る者すべてに納得させる。

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リュック・ベッソンとドゥニ・カロが共同がプロデュースし、グッチ、イヴ・サンローランなどを傘下に擁するPPRグループが資金援助をした映画「HOME」は営利目的ではなく、急ピッチで温暖化が進むなど地球が面する危機に対して、可能な限り大勢の人の目を向けさせるのを目的としている。世界100カ国を対象に、23か国語に翻訳されるそうだ。DVD販売はPPRグループのFNACで5ユーロ以下の予定。映画は120分だが、GOOGLE, YOUTUBE では90分のバージョンが無料で見られる、と新しい時代のメディアもフルに活用する予定だ。

090522o_6.jpg パリでの映画のプレス発表会で。左から、ドゥニ・カロ、PPR社の会長兼CEOのフランソワ=アンリ・ピノー、ヤン・アルテュス=ベルトラン、そしてリュック・ベッソン。

090522o_7.jpg この映画用のスタンプがグッチのTシャツに。

自分が住むのが小さな家なら、地球は大きな家なんだよ、と親が子供にわかりやすく説明できるように「HOME」とタイトルされた。この地球の惨状に対して、「悲観するには遅すぎる」と映画のプレス発表で繰り返したアルテュス=べルトラン。「この映画を見終わって、地球のために自分は何ができるだろうか、と考えてくれれば」と願う。このプロジェクトに賛同し、英語版のナレーションはグレン・クローズ、スペイン語版にはサルマ・ハヤックがボランティアで参加した。また、この「環境の日」のために、PPRグループのファッションブランドも協力。たとえば、この映画用に作られた丸いスタンプをグッチのフリーダ・ジャンニーニがTシャツに、というように。収益はアルテュス=ベルトランが主催する環境保護のための団体Goodplanet(www.goodplanet.org)に寄付されるという。「HOME」は人々の意識を環境問題に向けされる話題に事欠かない。

photos(thumbnail):Claude Canaple
 

ちなみに、日本では......!
●6月5日 WOWOW TV放送 18時~
●DVDを角川エンタテンメントよりリリース
●グッチ、イヴ・サンローラン、セルジオ・ロッシにて、関連アイテムを発売

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