2010.04.28
パリ、6月のサンジェルマン、
買い物とコンテンポラリー・アート。
爽やかな初夏、いつもと違ったブティック・クルージングが楽しめるイヴェント"サンジェルマン散策(le parcours Saint Germain)"が毎年開催される。
これはサンジェルマン地区の30近いブティックやホテルなどがゲスト・アーチストの作品を店内に展示する催しで、今年の開催は6月3日から17日である。
サンシュルピス広場に近いAgnès b.homme(10、rue du Vieux Colombier)が展示するのは、アーチストのJulie AnsiauとミュージシャンのKim Stanislas Gianiのコラボレーションによる作品。Julieが刺繍で製作したのは、Kimがいつ、どこでも使えるコンサート用の巨大なポスターだ。ブティックではKimのコンサートを予定している。 KIMLIVE c ) Julie Ansiau
10周年を祝う今回のテーマは、"サウンドの色"。例年同様、教会の向かい側の広場にもインスタレーションが。今年はブラジル人アーチスト、エレーヌ・テデスコによる鳥の観察小屋。この掘立小屋内に入ると、南米の鳥たちの声を聞くことができるそうだ。まずは、ここを散策の出発点に。
サンジェルマン大通りのカフェLes Deux MagotsはLisa Roselによるミュージシャンの写真を展示。カレン・アン(写真)やヴァネサ・パラディなど、コラージュやスーパーポジションなどを駆使した絵画のような肖像が見られる。 Karen Ann c) Lisa Roze
ソニア・リキエル、ルイ・ヴィトン、クリスチャン・ディオールなど大型ブティックはもちろん、ダイアン・フォン・ファステンバーグやクスミ・ティーといった小さなショップも参加。サンジェルマン教会でも、モスクワ在住のアーチストのビデオ作品を観ることができる。
最近、隣にラルフ・ローレンの巨大なブティックがオープンした、サンジェルマン大通りのSonia Rykielのブティック。ここはスペースの広さを活用し、毎回イヴェントのメインとなるアート作品を迎え入れている。今回は、Pierrick Sorinが自演するパーチャル・ショーのフィルムを映写。 Tati, theatreoptique, 2009 c )Pierrck Sorin, Courtesy Galerie melanieRio, Nantes
10周年でもあるし、テーマが音でもあることから、コンサートやパフォーマンスも、いくつかの場所で行われる。地図を片手に目的のブティックをめぐる歩き方とは別の、この時期だけしかできないサンジェルマン散策を楽しんでみて。
教会脇のChristian Diorでは、Anya Zholudという、サンクトペテルブルグ出身の若い女性アーチストのワイヤーで表現する彫刻を展示する。彼女の作品は、第53回ヴェネチア・ビエンナーレで注目をあびた。 Piano c) Anya Zholud, Courtesy agency The July !&
