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ついに婚約!と大いなる話題を呼んだモナコ公国のアルベール二世。彼の20歳下のフィアンセ、シャルレーヌ・ウィットストックの淡いグリーンのドレスも美しいが、左手の薬指にはめられたエンゲージリングのダイヤモンドの輝きに目をとめた女性も多いに違いない。ホワイトゴールドをベースにペア・シェイプの大きなダイヤモンドが中央で輝く"テティス"。
アルベール二世が贈った婚約指輪。中央で輝くダイヤモンドは、いったい何カラットだろう!?
モナコのジュエラー、レポシがその生みの親である。パリではヴァンドーム広場にブティックがある、というと、あ!とこの名前を思い出すのでは? ダイアナ王妃と生死をともにすることになるドディ・アルファイドが、彼女に最後に贈った指輪がここで求めたものなので、事故当時はずい分とマスコミの話題となったものだ。
それから10年後の明るい話題である。現在の当主アルベルト・レポシは創立者の孫にあたる。もともとは1925年に創設されたイタリアのトリノのジュエラーなのだが、3代目アルベルトが、まずはモンテカルロに、ついでヴァンドーム広場へと進出して大成功。ボリュームたっぷりなダイヤモンドやパールを、彼はゴージャスながら嫌みのないデザインに仕上げるので、ヨーロッパの皇室、社交界を顧客にもっている。
最近はファッション界でもレポシの名前をよく聞くようになった。その裏で活躍しているのは、アルベルト・レポシの娘で考古学を学んでいるガイア・レポシだ。今年の2月のNYコレクションで発表されたアレキサンダー ワンの秋冬コレクションのためにジュエリーをデザインしたのが彼女である。またフランスのあるプレタブランドとのコラボレーションも進行中・・・・・・というように、彼女はモード界と密接な関係にある。
ガイアはクールビューティ。 Photo Karl Lagerfeld
レポシでは5年前の19歳のときから、彼女はADを務めている。ハイジュエリーはパパに任せて、自分同様に若く、ファッションが大好きな女性たちに向けてのジュエリーをレポシでデザイン。デザイン・アドバイザーに、友人のウージェニア・ニアルコス(こちらはギリシャの海運王のファミリーというセレブ!)を迎えての、フレッシュな二人三脚だ。
ブラックゴールドを使ったクリエイションから。上:指の2関節にまたがる指輪はTwin Maure。5,400ユーロ 中:Néréeのブレスレット。18,200ユーロ 下: Néréeの指輪。ダイヤモンドもブラックでまとめて。15,400ユーロ
レースのように透かし模様をほどこしたゴールドのカフ・ブレスレット、指全体を覆うような指輪、ブラックダイヤモンドの使用・・・・・・など、アンティーク風な香りが漂い、モードと一体化する現代的なジュエリーの数々。ERE、NEREEなどと名付けられた、ふたりによる若々しいコレクションは、コレットとモンテーニュ・マーケットでも扱っている。ヴァンドーム広場に面したブティックの小さな秘密めいた扉をあける勇気がない、という女性への朗報では?

