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2009.09.16

パリの母娘、二世代それぞれの、
リアン・ドゥ・ショーメ。

icon_paris.jpg 大村真理子の今週のPARIS

日本人は意外な外国語を知ってるものだ、と感心することがある。それって、イタリア語なら料理メニュー、フランス語だったらお菓子あるいはブランド商品のおかげ?

Lienと書いてリアンと読むフランス語。繋がり、絆という意味である。この単語が日本人に覚えられたのは、ヴァンドーム広場にメゾンを構える18世紀からの宝石商ショーメゆえではないだろうか。

ショーメがクロスのモチーフの"リアン・ドゥ・ショーメ"を発表したのは、1970年代。意外にもかなり昔のことだと、最近知った。名称とモチーフゆえエンゲージリングに最適!と、少々他の女性と異なる指輪を探していたパリジェンヌたちに人気を呼んだそうだ。その後、愛を象徴するクロスはボリューム、素材もさまざまな指輪にと展開されている。最近はペンダントにもイヤリングにもデザインされて、シリーズのセレクションは今やとても豊富。その中から、日常的に装えるジュエリーが選べるのがうれしい。

090911c_1.jpg "プルミエ・リアン"2009年の新作フープピアス。日本未展開。

090911c_2.jpg "プルミエ・リアン"WG×ダイヤモンドのウエディングリングペンダントモデルは、\462,000 写真のPGモデルは日本未展開。

30年以上続いているモチーフなので、ママが若い頃から大切にしているのが存在感のあるリアンの指輪だとすると、娘がつけるのはプルミエ・リアンと呼ばれる小さなクロスをあしらった丸い大きなイヤリング、という母娘対決もパリではみられる。時には交換してつけたりするのだろうか。今度こうした母娘にどこかですれ違うことがあったら、ぜひ聞いてみたい。ちょうど、今月15日から、ウエブ(www.chaumet.com)で"リアン・ドゥ・ショーメ"にまつわる4本のショートフィルムが公開中。ここで描かれるのは、母娘、家族、友達、男女という4つの絆だ。

090911c_3.jpg "プルミエ・リアン"リング。左から、WG×ダイヤモンド\451,500、YG×ダイヤモンド\252,000、PG×ダイヤモンド\252,000

090911c_4.jpg WG×ダイヤモンドの"マキシ・リアン"リング、ともに\2,520,000

"リアン・ドゥ・ショーメ"は日本でも買えるけれど、パリにきたらヴァンドーム広場の本店に一度は行ってみたいものだ。ブティックが広場の12番地に移ってきたのは20世紀に入ってから。広場に面したブティックの上階にある広いサロンは、1849年にショパンがパリで亡くなるまで、ピアノに向かい作曲をしに来ていた場所である。彼が暮らしていたのは同じ番地だが、中庭に面した建物だったそうだ。さて、ショーメの創業者二トがナポレオンの御用達ジュエラーだったことは、良く知られている。偶然にもナポレオンがらみの話題が、この12番地にはある。ナポレオン1世の甥のナポレオン3世に見染められ、のちに后妃となるユージェニーも、この中庭の建物に暮らしていたのだ。1851年頃というから、ショパン亡き後である。

この本店内では、ときどきジュエリー展が無料で開催される。展示される品のクオリティは高く、希少な品が集められるので、どの展覧会もジュエリー・ファンで溢れる人気だ。次回の開催期にパリにいたら、行列してでも、ぜひ!


CHAUMET ショーメ
12,place Vendome
75001 PARIS
tel 01 44 77 26 26
営) 10時30分~19時
休) 日、祭


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