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2010.01.20

A.F.の期間限定ショップが面白い。
パリから、行ってきます!

icon_paris.jpg 大村真理子の今週のPARIS

A.F.Vandervorstの2人組デザイナーは、どことなく一筋縄ではくくれない骨太の魅力がある。アン(A)とフィリップ(F)の新しい冒険はアントワープ市内のゲリラ・ショップオープンだ。

100115o_1.jpg ゲリラ・ショップのオープニングの準備。さて、どんなショップができるのか・・・?

正しい名称は、Guerilla Store Aktion。最長3か月で、肉屋、パン屋、コインランドリーなどの空家となったスペースに、ブティクを設けるプロジェクトである。初回は3月31日まで、かつてのマタニティ・ウエアのブティックにて。その店内では、A.F.Vandervorstが手掛ける5ラインを販売。その中の最新ラインは日本でも今月発表のA.Friendというジャージーのコレクションだ。素材ゆえ、価格が控えめなのがうれしい。これは2人の友達の希望をとりいれてデザインするので、アイテムには発案者の名前がつけられているという、まさにフレンドリーな発想。

さて、ゲリラ・ショップに置かれたコンテナーに注目しよう。これは服の収集のために置かれている。A.Friendの発展形のプロジェクトだ。その説明をしよう。まず、ショップの客が不要になった服をここに入れるのだ。その際に、その服が好きだった理由をコメントとして添えるのが条件。店を閉める際にこのコンテナーをあけて、2人は1点を選ぶ。そして、そのコメントからヒントを得て、新しい服を作る。たとえば、"色が気に入っていた"というのなら、その色で。選ばれた一点の元の持ち主は、この新しい品を2人からプレゼントされることになる。そして選ばれなかった服は、救世軍に寄付されるそうだ。

100115o_2.jpg コンテナーを置いた店内。客もクリエーションに参加!

ゲリラ・ストアは販売だけのスペースではない。アートのコレボレーションの場でもある。今回はベルギーのゲント市にある精神医学美術館から、ベッドや病院の家具がこのスペースに提供された。2人から美術館へのお返しは、この店での美術館のカタログ販売と募金箱の設置だ。

100115o_3.jpg 美術館から借りたベッドがずらり。photos(3点とも):Ann Vallé

ヨーゼフ・ボイスの作品に刺激されて赤十字のマークをブランドのシンボルにしている2人。99年の春夏のパリコレでは、「睡眠」をテーマに病院のベッドにモデルを並べるという形式をとったことを、このブティックを見て思い出す人もいるだろう。期間限定ブティックが流行している今、中でも、この2人のアイディアは他と違った面白さがある。アントワープは列車でパリから日帰りも簡単。ちょっと足をのばしてみようか。

Guerilla Store Aktion ゲリラ・ストア・アクション

Volksstraat 29/31,
2000 ANTWERPEN
tel 0496 505 473 ※国番号は32
営)12時~20時(木~月)
休)火、水
期間:3月31日まで
www.afvandevorst.be

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