2010.06.30
Shouroukのペンダント、
映画SATCで気になった?
山ほどあるジュエリーブランド。その中でも今、パリで話題として多くとりあげられるのはShourouk(シュルーク)だ。"日の出"という意味を持つ名前を持つ若きシュルークは、パリのスタジオ・ベルソーでモードを学んだ後、クロエやジョン・ガリアーノの元で仕事をし、2008年春に自分のジュエリーブランドをスタートした。
シュルーク。長い髪が美しく、とてもフェミニン。彼女のクリエーティヴィティから、女性による女性のためのジュエリーが生まれる。
最新トピックスは、彼女のネックスの1つが、映画『セックス・アンド・ザ・シティ』でも使われたこと。サラ・ジェシカ・パーカーがアブダビの砂漠のシーンで、ブルーのドレスに合わせた個性的な赤いスパンコールのネックレスである。これに目を留めた人もいるだろう。このネックレス、サラ・ジェシカ本人がシュルークのジュエリーを気に入って、映画の中で使うのを希望したそうだ。
映画『セックス・アンド・ザ・シティ』のアブダビの砂漠のシーン。サラ・ジェシカ・パーカーの胸元に注目!
レトロでグラマラスというのが、シュルークのスタイル。チュニジアの伝統的なシルバースパンコールの刺繍や、ヴィンテージジュエリーに魅せられている彼女は、人間の手が時間をかけて創りだす、不揃いでも味のある美しさを大切にしている。パリ生まれだけど、彼女はチュニジア人。この国ではウエディングの衣装や嫁入り支度の品に美しい刺繍を施していたが、いずこも同じで、今や素晴らしい伝統技術が失われつつある。それゆえ、"刺繍を教えて"とお祖母さんに彼女がお願いしたら、"ママも興味を持たなかったのに!"とても驚かれてしまったとか。
スワロスキーのカラフルなクリスタルが楽しいジュエリー。ネックレスは450~600ユーロ。下のブレスレットは225ユーロ。
時間があれば、アトリエ近くのポンピドー・センターでアートを眺めるように、現在起きていることにも興味を持つシュルーク。手の温もりを感じさせ、どこか懐かしさのあるジュエリーやバッグに、彼女ならではのヴィヴィッドな彩りと輝きをプラスしてモダーンに仕上げている。
スワロフスキーのクリスタルを多用するうえ、細かい刺繍には制作の手間もかかるので、価格は決して安くはないが、経済危機も何のそのと、ブランドは順調に成長している。デビュー以来、どのコレクションにも登場するのは鳥のモチーフ。自由、ポエジー・・・と彼女が、鳥に魅せられる理由を語るわきで、アトリエの緑あふれるテラスにおかれた鳥小屋から、孵って間もない雛が顔をのぞかせた。
『セックス・アンド・ザ・シティ』でサラ・ジェシカ・パーカーがつけたネックレス、263ユーロ。
最新コレクションは、"ハイジュエリー"がテーマ。高価で硬い石ではなく刺繍でシュルークが制作するのは・・・、ヴァンドーム広場でおなじみパンサーや爬虫類のモチーフ。これまた自然がいっぱいだ。じょじょに充実してゆく、バッグのコレクションも楽しい。いずれは、Tシャツも・・・と彼女のクリエーションの夢は広がり続ける。
スパンコールとクリスタルが小さなバッグにきらきら! 738~1200ユーロ。
パリで活躍するチュニジア人というと、まずはアズディーン・アライアがいる。そして、エルメスのウィンドーディスプレーで夢を紡ぎ続けるレイラ・マンシャリ。彼女の名前、この次に続くだろうか・・・。
rue de Sèvres,
75007 PARIS
tel 01 44 39 82 80
営)10時~20時(木・金のみ、~21時)
休) 日・祝
