2010.02.03
パリ、ヴァンドーム広場22番地に、
きらきらと輝く蝶々が舞う。
モードのパリ、1月の風物詩はなんといってもオートクチュール・コレクションだろう。今年からハイジュエリー・メゾンもクチュール協会に参加することになり、コレクションの最終日にヴァンドーム広場ではジュエラーたちが、ドレスではなく宝石の新作をジャーナリストや顧客たちに披露。もっとも、ハイジュエリーの製作には時間がかかるもの。このハイジュエリー・デーが決定されてから、発表の1月28日までの期間があまりなかったため、参加しなかったメゾンもある。
昨秋日本で大規模な展覧会を開き、その卓越した技術とチャーミングなデザインでファンをさらに増やしたヴァン クリーフ&アーペル。
展示スペースの中央に設置された籠の中の二匹の蝶。左下が今回のメインピースである蝶の"メリテ"。繊細なパステルカラーの石が使われている。日本入荷未定。
この日、ヴァンドーム広場22番地のブティック内の秘密めいた小さなドアの後ろに隠された階段を上がったスペースの、そのまた奥の小さな丸い部屋で"パピヨン(蝶々)"をテーマにしたコレクションを発表した。創立以来、鳥、花、妖精など自然界にインスパイアーされたジュエリーを発表し続けているジュエラーは、希少な貴石でデザインし、儚い存在に永遠の命を授け続けているというわけだ。
アールヌーヴォー調の"オーロール"。ダイヤとホワイトゴールドの高貴なブローチ。日本入荷未定。
メゾンの真骨頂が存分に発揮されたパピヨンのコレクションは約20点からなる。
蝶が花と一体化したブローチ。蝶の名前は"チェリー・ブロッサム"。日本入荷未定。
石を支える爪を下に隠した有名なミステリー・セッティング、石の周囲を囲んで透明感を生かすべゼル・セッティングといったヴァン クリーフ&アーペルの優れたテクニックと豊富なイマジネーション。葉や花をデザインにとりこんだものもあれば、蝶のフォルムが花にみえたり、女性にみえたり......。
蝶か蘭の花か。その曖昧さが美しい。日本入荷未定。
イエローダイヤモンド、ピンクサファイア、マンダリンガーネットなど、使われているのはカラフルな石ばかり。晴らしいデザインから生まれた繊細で軽やかな蝶々の数々に、春の息吹が感じられた。
ピンクサファイアが印象的な蝶の"レリュス"。
22、place Vendome,
75001 PARIS
tel 01 53 45 35 50
www.vancleef-arpels.com
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