2010.04.07
パリ、久々にフレンチブランドが健闘!
すごい人気のカルヴェンって?
2010年の春夏コレクションから、カルヴェンのプレタポルテ・コレクションがスタートした。といっても、カルヴァンって何?と思う人、きっと多いだろう。
1945年にマダム・カルヴェンがクチュール・メゾンを創立。オートクチュールというとリッチなマダムを思い浮かべるが、彼女のクリエーションはブルジョワ家庭の若い世代に向けて、フレッシュ&スポーティだったのが特徴だ。彼女の引退後も、ごく最近までクチュールコレクションが静かに続けられていた。
その後、ちょっと間をおいて、プレタポルテが登場。そのADに選ばれたのは、ジバンシィでリカルド・ティッシのファースト・アシスタントを務め、その後3年間ポール カでデザインをしていたギヨーム・アンリである。
デザイナーのギヨーム・アンリ。若い女性の"今、欲しい!"を刺激する。
で、その結果はというと......。
右岸に並ぶデパートでの販売は、場所が近いことからギャラリー・ラファイエットかプランタンのどちらかを若いブランドは選ばねばならないのが常であるが、カルヴェンについては、2つのデパートともにコーナー販売されるという快挙。左岸のデパート、ボン・マルシェも、もちろん買い付けた。第二回目の秋冬コレクションは、コレット、マリア・ルイザ、シャイン......、とパリの人気セレクトショップが買い付けたというから、店を回ってそのセレクションの違いを見てみるのも面白いだろう。
このブランド。何といっても、老舗ブランドらしからぬ価格が魅力である。春夏のワンピースが400ユーロ前後で、冬のコートでも600ユーロ前後に抑えられているのだ。見たところ、チープという印象はない。
その安さの秘密? ダッフルコートを例にとっての説明はこうである。コートの角製のボタンは本物でなければならぬ譲れぬポイント。その場合、裏地をつけることをあきらめる、ということをする。それによって、あれもこれもで上がってしまう価格にストップをかける、ということだった。
秋冬コレクションから。ダッフルコート650ユーロ、カシミアのマイクロミニ・セーター200ユーロ、襟110ユーロ、ウールのスカート250ユーロ
スクールガールを思わせる白い丸襟が先シーズンも人気だった。ウールジャーシーのワンピース400ユーロ、靴450ユーロ、メタルのブレスレット90ユーロ
3月に発表された秋冬コレクションは、初回のスクールガールのイメージを保ちつつ、もう一歩冒険している。クロード・シャブロル監督の映画に見られる、ちょっと謎めいたパリジェンヌに導かれたコレクションだそうだ。写真にはないが、胸下までの超ミニカーディガンも豊富で、コーディネートの遊びに活用できそう。コレクションの展示会では、"なんて可愛い!うちの雑誌にどんぴしゃり!"とフレンチ・グラムールのモードチームが興奮していた。
コーディネートの遊びが楽しめる超ミニ丈のパンツやワンピースが少なくない。ジャケット920、カシミア製ニットのショートパンツ190ユーロ、ウールとシルク混紡のストッキング80ユーロ、手袋160ユーロ
ハードな革ジャンもミニなので、とてもガーリー。革のブルゾン1150ユーロ、ウールジャージーのスカート270ユーロ、襟がとりはずしできるコットン・シャツ250ユーロ
(Carven:モード館 3ème etage)
64,bld Haussmann,
75009 PARIS
tel 01 42 82 44 39
営) 9時35分~20時(木のみ、~22時)
休)日・祝日
